2013年8月12日月曜日

INDIA SRILANKA 3行日記

これは2013年3月に行った、インド・スリランカの旅行の記録.

20130301 NARITA-SHANGHAI-DELHI
9:20朝スリランカのビザをWEBで申し込み、急いで成田へ.すぎちゃんもスリランカビザぎりぎり.
21:00なつかしの上海浦東空港経由でDELHIへ.成田→上海が遅れ、乗り継ぎがぎりぎりに.同じ便でDELHIに行く日本人がいた.
27:30頃DELHI着.空港のリクライニングを見つけて仮眠.

20130302 DELHI-AGRA
05:00すぎちゃんの鍵が外れないハプニング.2万円ほど両替し、地下鉄でNEW DELHI駅へ.
06:00NEW DELHI駅で駅員ぽい青年にいろいろ嘘を言われるが、H NIZAMUDDIN駅発と発覚し焦る.
07:15結局AGRA CANTT行発車5分前に飛び乗った.ありがとうオートリクシャのおっちゃん.電車は寝台に座る感じだった.188km
11:00ほぼ定刻でAGRA CANTT着.オートリクシャ捕まえ、タジマハルへ.オートリクシャの運転手バッティさん日本語もできて色々教えてくれた.ファテープル・スィークリー行くより、他の近場回る方がいいと言われたが、強行.
11:30タジマハル.入場料750Rpはだいぶ高い.しかし、外観はすごいな.本体は軽やか.白黒の縞が効いてる.
15:00ファテープル・スィークリーは50km離れてたが一日回ってもらった.端の門がとても良い.うさぎの顔みたいなのと、パンチ・マハルも良い.オートリクシャ500Rp/人・日はたぶん少し高い.
23:00ビール飲んでTHALHI食べて、HOTEL SAKURAにて就寝.

20130303 AGRA-DELHI
04:30起床05:00チェックアウトで06:00NEW DELHI行195km鉄道.
11:20定刻より1時間遅れで到着.NEW DELHI駅のバザール側はごちゃごちゃしてて楽しい.上海を思い出す.HOTEL KWALTIチェックインし、バザールで昼食.
13:30オートリクシャでジャマ・マスジットへ.入るまでに露店と人ごみに圧倒される.祈るインド人の横で観光客が写真を撮ってるのはなんか不思議な気分.高台の回廊が非常に気持ちいい.
15:00歩いてラール・キラーへ.そういえばインド来てから道路をわたるのが怖い.オートリクシャもバスもどんどん襲ってくる.ラール・キラーは中が公園になってて気持ちよかった.
17:00コンノート・プレイスに晩ご飯を探しに行くが、高い.
19:00結局NEWDELHI駅近くのバザールのルーフトップレストランでマサラを食べる.
20:30バザールでストールとパンツを買う.満足
23:00チャンディガールとアフマダバードの情報を調べて就寝.あつあつのシャワーが浴びれて回復.

20130304 DELHI-CHANDI GARH
06:30起床07:40発チャンディガール行鉄道.朝ご飯が出て感動.
11:00頃チャンディガール着、ショッピングに行けとうるさいオートリクシャで市内のセクタ17バスターミナルでコルビジェの高等裁判所と庁舎セクタ1の見学許可証をとりに行くが、セクタ9のオフィスに行けと言われ、とりあえずセクタ18のホテルへ.
13:00ホテルにて昼食.許可証を貰い、いざコルビジェ!街区がでかい.歩くには遠い、リクシャで移動がちょうどいいけど、少しの距離乗るのもきりがない.とにかく車の街.歩きにくい.
14:00高等裁判所.法廷内はカメラ持ち込めず.写真を撮れたのは外観とスロープとバルコニーと屋上.
15:30庁舎.セキュリティで人がついてきて、スロープと屋上しか入れてもらえず.
16:30議場.許可証が足りず入れず.残念.というかどこで手に入れるのだろうか.
16:40ガンジー・バワンとFine Art Museumは閉館ぎりぎりで見る.入場無料だけど、中はかなりいい.
17:30セクタ12建築学校(ピエール・ジャンヌレ)見て帰路.
19:00ホテルで晩を食べ、スリランカのことを考えてると、アフマダバード→アウランガバードのバスがなぜかキャンセルされたとのメールを受け取った.なぜ?再び申し込もうとしても成功しない.もはやアフマダバードついてから現地調達だな.
24:00風呂入って洗濯して就寝.

20130305 CHANDI GARH-DELHI
09:00計画的寝坊.あとのアフマダバード、アウランガバードとエローラがハードなので回復しなければ.
10:30遅めの朝ご飯を食べチェックアウト.美術館、建築美術館、美術学校をだらだら歩いて見た.すぎちゃんの体調が悪い.
14:30すぎちゃんが調子よくなく、ホテルへ行き、俺だけコルビュジエセンターへ行った.が残念だった.
15:30ホテルのまわりをうろうろ.Thaliは90Rsで食べれるじゃん.外で警官に絡まれた.
16:00ホテルへ戻るとすぎちゃんが部屋を借りて寝てた.熱が出たそう.俺も疲れてる.水分とって明日まで無理しないことにする.
16:30電車で出ないと見込んで早めの晩ご飯.
18:15デリー行鉄道.ご飯が出た!腹一杯すぎる.夫婦に席を代わって欲しいと頼まれ、すぎちゃんと縦に並ぶ.暇なので記録中.
予定より早く着いて、再びホテルクワリティへ.すぎちゃんの体調が良く無いので就寝.

20130306 DELHI-AHMEDABAD
07:30起床.すぎちゃんをおいて、途中いろいろ絡まれながらクトゥブ・ミナールへ.門がかっこいい.鉄の棒はいまいちだった.
11:30ホテルへ帰るとすぎちゃんが起きていたのでチェックアウトして、昼ご飯.多いよターリー!!!
13:30地下鉄でフマユーンへ.タジマハルよりも肩の力が抜けてて好感.
16:00バザールで買い物.物欲爆発.
17:30早めの晩ご飯とビールをゆっくり食べた.屋上.
19:55アフマダバード行鉄道に乗る.寝台車で楽しい.すぐ寝た.

20130307 AHMEDABAD
07:30起床.10時間以上寝てた.ビスケットを食べる.給仕にSDカードが壊れたので初期化してほしいと頼まれる.
アフマダバード暑い.象が道を歩いてた!このまちは人がやさしい.ほこりの臭いが香港を思い出させる.
ホテルチェックインし、アウランガーバードへのバスを取りにうろついてなんとかゲット.
コルのサンスカル・ケンドラ、チャンディガールの美術館よりはピロティ、中庭、梁のおさまりとかきれいだった.
隣のドーシのホールは入れず.
カーンのインド経営大学、ボリュームと穴の反復で囲みや光のコントラストを作ってる.吹き抜け状の半外部が光と風を調節していて良い.
ドーシのCEPT大学とフセインドーシグーファ、地形に絡みながら北側採光のハイサイドのボリュームが反復した教室群は肩の力が入りすぎてなくて良い.家型のカフェ・ギャラリーもドーシだそう.
グーファは公園のタコのすべりだいみたい.用途が不明だった.隣のオープンカフェが気持ち良さそう.
地球の歩き方に載ってる店で晩ご飯を食べて、エリス橋を渡ってホテルに帰った.

20130308 AHMEDABAD-AURANGABAD
バスに乗って、アダーラジの階段井戸へ.途中インド経営大学の学生に囲まれてバスの乗り場などを教えてもらった.
階段井戸は、鉄砲階段の下に水があるのだが、日よけ?のスラブを支える列柱が彫刻されていて、スラブの隙間から差し込む光とあわせて、感動的だ.入場料無料で他に外人はいなかった.
ドーシのマハトマ・ガンジーへ.快く中を見せていただいた.アフマダバードはやはりやさしい.
いくつかのボリュームが囲みの配置をつくりながら、半円筒形の屋根が反復しながらボリュームに載っている.
外壁は砂利が吹き付けられたRCで、目地が雁行してて面白い.
ドーシ事務所と似た外観らしいので事務所が楽しみ.
ドーシ事務所SANGATHへ、飯田さんという日本人のスタッフが案内してくださった.SANGATHは共に学ぶという意味らしい.ここで働いたインド人建築家は各地へ独立するそう.
敷地の入口から建物のエントランスまで少し回り込んだ庭を通る.池もあって日本庭園的な設計だそう.基本的には、フォトジェニックというよりも、シークエンシャルな設計がドーシの特徴だそう.動線はぐるりと渦を巻いていて、そこに反復単位がちりばめられて、光の表情を作っている感じ.
半地下の内部に半円筒形の屋根がかかり、隙間から光が落ちる.屋根の脇には水が流れてて、酷暑のアフマダバードで内部を冷やすのに役立っていたそうだが、今はエアコンらしい.
外人がたくさんいたのはワークショップやインターンシップだそう.コルビュジエのスケッチや写真がいっぱい壁に貼ってあった.
夜行バスの時間が迫る中、繊維会館へ.なんと大野先生に遭遇!挨拶したら見学の手続きを導いてくださった.
スロープ、紙を巻いたような壁、階段、植物が植わったブリーズソレイユなど、インドでみた建築で5本に入ると思った.
階高が高いので、ボリュームの割に面積が少ないのが、良い雰囲気を出してる.
マックを腹に入れ、アウランガーバード行の夜行寝台バスに乗る.暑い寒い狭い.林檎のライブ映像をひたすら見ることで現実逃避.夕日がきれいだった.

20130309 AURANGABAD-ELLORA-AURANGABAD
車窓から山が見えてきた.インドに来て初めて山をみた.
アウランガーバードにつくとすぐオートリクシャの運転手に囲まれ、ホテルへ.
セントラルバスターミナルの近くで15時間ぶりぐらいのご飯を食べて、バスでエローラへ.1時間ほど立ちっぱ.
バスが効いたのか、エローラについたら体調が悪い.日射病かな.
カフェでライムソーダを飲んで少し回復するが、エローラの日射にすぐへたってしまう.
メインの石窟とあと少しみたら体力切れ.でも石窟はでたらめすぎて面白かった.
版築的な作り方なのに、柱梁という建築言語を使ってるところがいいね!観光客多し.
20人ほど詰め込まれた!乗り合いのジープで帰路へ.途中客集めたりして寄り道してたため、時間がかかったが、そんなもんだろう.水温が上がりすぎて冷やしたりと、サバイバル〜.俺は消耗しててどうしようもない.
バーでビール買って、ホテルで飯を食い、部屋へ.体調悪くてビール飲めず、ポカリがうまい.21:00就寝.

20130310 AURANGABAD-MUMBAI
04:30起床.まだ少し体調が悪いが、昨晩のシャワーでだいぶ頭が冷えたので良くなってきた.
外はまだ暗い中ムンバイ行の電車.朝ご飯はついてるのかと思って運ばれるがままに食べてたら有料だった.ちきしょ〜.しかし眠い.
DADARに着き、セントラルレイルウェイでCST駅へ.列車にドアが無いので2等車両はテレビで見たような満員の感じ.
世界遺産だというCST駅は、それほどでもない上、日曜だから大事なところは入れず.
ムンバイは中心地がオートリクシャがいないのでクラクションが少なくて道が静か!それに日曜だからか広い道がガラガラ.いるのはほとんどタクシーだけ.
インド門とかタジマハル・ホテルとかをぶらぶらし、本屋に寄ったり、ビール飲んだりしてだらだらした.
街の中心は西洋的な建物ばかり.シンガポールを汚くした感じかなあ.他のインドの都市よりも外人が多くて、インド人も垢抜けてるように見える.住むには楽かな.
スーパーでお土産物色したり、鷲見さんの象の像買ったりした.
プリペイドタクシーで空港へ行き、深夜3時の搭乗まで3時間ほど待つ.明日はいよいよバワのホテル!

20130311 MUMBAI-COLOMBO-DANBULLA-SIGIRIYA
空港は蚊だらけで搭乗までに刺されまくりほとんど仮眠できず.搭乗したら機内も蚊がうようよ飛んでてどうしようかと思った.体調も思わしく無いので疲れる.深夜発なのに機内食も出てグロッキー
なんとか早朝スリランカの空港につくと、すごい湿気!これが大陸と島国の違いか.だけども迎えられてる感じ.
コロンボまでのバスをなんとか探して飛び乗る.お金を払うとおつりをくれないので不思議.降りるときにくれたけど.
スリランカ人はインド人よりも東南アジアっぽい感じ.女性がまちなかをスカートで歩いているのをよくみかける.
そして、道路上でクラクションがあまり鳴ってないので静か!インドと違うねー
コロンボからダンブッラ行のバスはせまかった.途中で食堂に止まって乗員も乗客も昼ご飯を食べ始めた.そういえば昼だし、そういうもんか.あまりおいしくない卵ドックを食べた.その後、バイクを巻き込んで事故って通りがかった同じ方面のバスに乗り換えさせられた.バスの運転下手だったしなあ.乗り換えたバスはぎゅうぎゅうで、乗降口の階段に立ってて落ちそうだった.もう体力があまり無い.
ダンブッラでシーギリヤをまわるためのタクシー探すが、コロンボ以外でタクシーは無いそう.てか道路沿いの村とジャングルしかない.リクシャでシーギリヤへ.
シーギリヤ・ロックは思ってたよりもずっとでかい.よくもまぁこんなところに王朝作ったナー
テンションが上がり、最後の体力使って上る.ここまで高いと怖くも無い.ぎゃくにすぎちゃんが怖がってた.
上からの景色は、まさに王様になったよう.天空の城って感じがした.
それから日が暮れないうちにビール買って、カンダラマのバワのホテルへ!テンションは最高潮.プールにどぼんして最高であった.プールからは湖とシーギリヤロックも見えた.
晩ご飯はビュッフェ.体調が良く無いけど意外と食べれた.さすが5つ星.でもスリランカ料理は無かった.
買ったビールはほとんど飲めずに就寝.

20130312 DANBULLA-COLOMBO
早起きして、ホテル探検+撮影.山の頂上を中心に同心円状にホテルのボリューム、その外に湖が並ぶ配置.
なので平面的には同じような構成の部屋とか階段があるけれども、向いている方位が少しずつ違う.
そこにプールとか岩とかの要素がはさまれていって個別の場所を作ってる.
ボリュームの山側は崖から柱が出ている感じで、香港のボーマンサンを思い出した.
階段の手摺子が全部びしっと垂直なのがすごいねー
ボリュームの湖側には各層パーゴラがついていてファサードを覆っている.その内側にバルコニーが着いているので、外部から内部までに蔓の植物、パーゴラの躯体、バルコニー、内部とレイヤを作っているのが気持ちいい.同様に風呂は全面開口で外が見えて最高.
パーゴラの躯体は木かと思いきや、RCで大枠を組んで木を渡している.RCの接合部が不明だけども、さすがに朽ちてきていて、部分的に鉄筋が露になっている.RCはプレキャストで交換できるのかな.
部屋でルームサービスの朝食をとり、昨日のおっちゃんのリクシャでダンブッラ、バスでコロンボへ.
今度のバスは途中でパンクして20分ほど道で立ち往生.
コロンボはわけわからん初心者っぽいおっさんのリクシャでなんとかホテルへ行き、ぎりぎりの時間でナンバー11へ.
バワ自邸のナンバー11は、16時にほぼなっていたけど入れてくれて、案内してもらった.
中庭とバワのコレクションと白い廊下が継ぎ足されたような感じで、すごい.何がすごいか.
晩飯を食べに、またバワの設計した住宅を改装したギャラリーカフェへ.すぎちゃんがショップで物欲を発散してた.
気持ちのよい中庭だったが、さっきのバワ自邸と比べると違う気がする.改装されてるからかな.
スーパーに寄ってホテルで就寝.まだ体調悪い.

20130313 COLOMBO-BENTOTA-COLOMBO
少し寝坊して、バスでベントタへ.ベントタはリゾート地だなー
ベントタ駅、ビーチホテルを見て、昼飯.昼飯は誰の設計かわからないけど、気持ちのいいところだった.まだ体調悪い.それからじーさんのリクシャでルヌガンガへ.
ルヌガンガは広かった.ランドスケープが豊かすぎる.そこにバワの座が散りばめられていて、とても1人で住んでいたとは思えないが、バワの思う宇宙のようなものを感じた.それはなんだろう.蝶の形の池?顔のついた鉢?
コロンボに戻り、寺院へ.構成も空間も単調なのでシークエンシャルな楽しみ方はできないけど、シースルーの内部は建物を囲む仏像の顔がずらりと見えて心地いい緊張感.
SCで紅茶のお土産を買い、フードコートで晩ご飯.まだ体調全快しない.クーラーが良く無いね.

20130314 COLOMBO-DELHI-SHANGHAI-NARITA
いよいよこれから1日半の帰国作業.
スリランカの空港まではコロンボ市内から順調に来て、空港で昼ご飯.そしたら機内でも出た.食欲が回復してて食べれた.
デリーはわざわざトランジットの窓口で待たされたりとかして、カフェでだらだら時間つぶし中.まだ行程の3分の1か.

2013年8月11日日曜日

新しい建築の楽しさ2013 展




お盆の前に滑り込んで行ってきた.
見立てという良い言葉を聞いてきた.
Cuttlebone